ひとりごと

趣味に関する感想や日記など

転職活動を無事終えられました。

バックオフィス系職種のアラサーOL、この度5年間勤めた会社を年内で退職し、1月末から新しい会社に勤めることになりました。

転職をしようと決意したのは7月ごろ。そこから数えると約4ヶ月間の活動期間でした。

なっっっっがかった。苦しかった。でも希望に合う企業とご縁を貰えて本当に良かったです。

 

転職のタイミング

もともと今の会社で、この先長く勤められるとは思っていなかった。専門職の業種でもあったため、資格を持っていないと待遇や今後のキャリアにかなりの差が生まれるのは周知のことだった。(そもそも事務職で入社しているのに、なぜ私が資格持ちと同じ仕事をして同じ尺度で扱われていたのか問題)

もし私が結婚して子供もいて、テキトーに仕事をして時短で帰るという生活をしていたら違ったのかもしれない。だけど、30歳を超えてこの先どうなるかもわからない状況。稼ぎも一定以上かつ上がる見込みがないと現実的にもモチベ的にも厳しい。年数を重ねるにつれて任される仕事の量や内容が異なるなら尚更だった。

40歳になると一般的にマネジメント能力や実績が問われることになる。現職でその経験を積める見込みはゼロ。あと数年後では取り返しがつかなくなる。30歳前半の今が転職のベストタイミングだと思った。

 

エージェント選び

私はR社とB社を利用した。最終的にB社経由で繋がったC社転職エージェントのおかげで内定を掴めた。専門職系の転職エージェントも最初は検討したけれど、求人の選択肢(資格持ちが有利すぎて待遇条件が良くなかったり、扱う業種が限定的)が狭いことを理由に使わなかった。

個人的な使用感で2社比較の感想を残しておく。あくまで参考に。各社・各担当者のやり方が自分に合うかどうかがすんごい大切だと思う。

正直どんなエージェントと出会えるかご縁。

 

【R社】

・“転職エージェント”ではなく“転職アドバイザー”という点がかなり重要。

・求人の掲載数は一番。良くも悪くも選択肢が多い。

・履歴書と職務経歴書を簡単に作れる。

・毎日10通以上求人紹介メールがくる。ブクマした求人などを参考に半自動的におすすめ求人が送られてくる方式。選別や朝から晩まで届く通知が苦痛だった。

・汎用性はあるのかもしれないけれど、しっかり一人ひとりに合ったフォローやサービスを提供してくれることはなかった。担当者の使い方(付き合い方)が悪かっただけかもしれない。

・とにかく応募数が大事ですという姿勢で、数打ちゃ当たる方式。苦痛だった。

・面接対策のフォローもいまいち。

 

【B社(経由のC社エージェント)】

・もともとハイクラス転職の会社なので、自分のレベルに合う求人は少なめだった。年収設定の参考にはなる。

・B社のサービスを通して、外部の転職エージェントとマッチングができるのが一番の特徴だと思う。B社社員のエージェントというのは存在しないっぽい?

・転職エージェント会社によって扱う求人や職種の得意不得意があるため、エージェント選びが大事。今回私を担当してくれたC社エージェントは、私の希望職種にマッチしていて職種の動向や業界ごとの業務内容にも詳しく、アドバイスにかなり説得力があった。

・求人はエージェントが選別してくれて、紹介された数社の中から応募するかどうかを自分で決める。

・企業の人事担当と直接連絡を取り合ってくれているから、面接前後のフィードバックや面接対策の情報共有もしっかりしてくれた。必ず事前対策の時間をとってくれるのもありがたかった。

 

企業の選び方

最終的にはC社エージェントにアドバイスを貰いながら決めた。私の希望職種はどの業界どの企業にもある仕事だったので、まずは業界を絞る必要があった。

応募する業界を絞った上で、社風、部署の人数、上場か非上場かどうか、業務内容や年収、と色んな項目を求人票や会社HPを確認してしっくりくるかどうか。ただ、希望した会社の選考が必ずしも通るとは限らないので正直少しでも可能性があるなら応募しておいて損はないって感じ。

面接官の人柄や雰囲気も個人的には重視した。特に所属部署の上長。一緒に働くことになる人に、この時点で違和感を感じたら絶対合わない。人間関係大事だから。上司になる人なんて特に。今まで上司に苦労させられてきた思い出しかないから余計に。

最終的にはまじでご縁。

面接でどこまで伝えられるか伝わるかどうか。先方にどう捉えられてるかは全くわからないので、面接が終わってしまえばこちらにはもうどうにもできない。

どうにかご縁を引き寄せたくて私は強運のご利益を貰いに参拝した。

 

結果的にどれくらいの応募数と成果だったか

多分40社ぐらいは書類応募した。その中で一次面接まで進んだのは10社。最終選考まで進んだのは2社。内定は1社。

8月末頃から応募を始め、9月から毎週面接をしていた。面接は基本WEBだったので、企業までの移動時間などをいちいち考えなくて良かったのは楽だった。

 

7月〜11月までの振り返り

以下、各月ごとにやってたことや感想です。

7月

年度末賞与面接にて、今の立場では給与が上がる見込みがないことを宣告される。役割以上の重たい仕事をやりきったことに対して全く言及されず、表面的なことしか話がなかった。むしろ低い評価をつけられている印象だった。それなのに、会社として人手不足かつ案件も増えているため、今以上に働いてほしいと言われ、矛盾と限界を感じ転職を決意。

 

8月

どの転職エージェント(サイト)を利用するか吟味&今後の方向性を考えた準備期間。

求人票を参考に、今後のキャリアプラン(といえば聞こえはいいけど大層な志はない)を考えることと自己分析を開始。同時並行で、履歴書・職務経歴書を書き始める。

R社のサイト(マイページ)上で、項目を埋めていけば簡単に履歴書・職務経歴書を作成できるのでこれはとても助かった。例文なども業種・職種ごとに用意されていたので参考になる。そしてなによりPDF・Word化してダウンロードできるのが便利だった。

8月末頃に職務経歴書をなんとか書き上げて、履歴書の写真を撮りに行く。見映えよくしたくて百貨店の写真屋などに行くことも考えたが、電話予約でしか受け付けていなかったり写真データがやけに高かったりと、コスパが悪かった。結局すぐ予約できる平均価格の雑居ビルにある写真屋へ。ワイシャツを第一ボタンまで留めて撮影したら、まるで新卒のような写真が出来上がってしまった。

 

9月

ここから地獄が始まる。

「書類選考は10%しか通過しません」と事前に聞かされてはいたけれど、その通りだった。有名企業はそもそも応募者が多く倍率が高いため、よほどの経歴が無ければ書類すら通過しない。毎日のように「他に条件の合う方がいたため」というお祈りメールが届く。

数打ちゃ当たる方式で毎日どこかしらに応募をし続け、なんとか第一次面接まで進んでも、落とされる日々が続く。

9月下旬頃にはただでさえ低い自己肯定感がボロボロになった。思い悩みすぎて、食生活は乱れ胃弱になり(ストレスで胃弱になりがちな体質)、睡眠の質も最悪だった。悪夢ももちろん見た。酷い時は4時頃に目が覚めてしまい、ベランダの窓を開けて手足を外に投げ出してボーッと放心しながら朝を迎えた日もあった。あの時の秋一歩手前の冷たい澄んだ空気と夜空は忘れられない。

面接のために早退や午後休を毎週とっていたため、周囲の目が気になり始める。もともと気にしぃな性格なので余計にストレスだった。また、会社に大きな隠し事をしながら働いてることにもストレスを感じ始めた。

 

10月

R社のサービスややり方に疑問と嫌気がさして、B社経由で見つけたC社エージェントに切り替え始めた。そしてやれることはなんでもやろう、と強運のご利益で有名な神社にも参拝する。神頼み、必死だった。

ここから風向きが大きく変わる。

C社エージェントの想像以上のサービスと面談内容の濃さに感動する。今まではなんだったんだ。この人なら信頼できる、と思えた。希望条件や方向性の擦り合わせがしっかりできていたため、紹介される求人も見当違いなものが無く、応募先を選ぶ作業がかなり楽になった。

ここからもまだ数社お祈りをされるものの、C社エージェントが珍しく「ここは個人的におすすめな会社です」と一言添えてくるような求人の選考が幸いにも通過した。先方の都合でなかなか次のスケジュールが決まらず焦らされる日々。

他にもR社経由の選考も最終選考まで進み、事態が好転してきていることを実感する。

一方で、年末までには今の仕事に区切りをつけたかったことと、私以外に2名も退職することが会議で伝えられて超超焦り始める。タイミングが悪すぎる。私も辞めるんだけどなという気持ちを胸に抱えながら、今後どうなるのかというランチの会話に参加する苦痛を味わう。

 

11月

R社経由で応募した企業、C社が紹介してくれた企業、どちらも最終面接まで終わり、内定が目の前まできた。通知が来るまで気が気じゃない日々を過ごす。

両方落とされたらどうしようと頭を悩ませながらも、2ヶ月間みっちり転職活動に時間とメンタルを費やしてきて心身がボロボロでもう何もしたくなくなっていた。万が一内定を貰えなかったら、失業給付を貰いながら転職活動することを視野に入れ始める。

結果、R社経由応募の企業は落ち、C社紹介の企業の内定を貰うことができた。誕生日直前。なによりも嬉しいプレゼントだった。勤務中に内定通知が届き、見た瞬間トイレへ駆け込んで方々へLINEや報告をした。その日は仕事にならなかった。

 

おわりに

もう2度と就活したくねーーーー!!!!という気持ちでいっぱいです。とても疲れた。転職のことを考えないで過ごせるこの日常がありがたいです。

大事な経験を積ませてくれた現職、転職エージェントさん、見守ってくれた家族友人フォロワーさん、そして私に内定を出してくれた新しい会社の担当者さん、すべてに感謝。

30歳を超えてから環境を大きく変えることばかりしてきているので、来年は落ち着いた一年を過ごそうと思います。